実家の物忘れ・転倒リスクを防ぐリフォームの重要性
2026/07/11
【札幌】実家の物忘れ・転倒リスクを防ぐリフォームの重要性
片付けの手抜きではない「脳からのSOS」を見逃さない住環境づくり
「最近、札幌の実家に暮らす親の物忘れが増えてきた」と心配していませんか?多くの方が火の不始末や薬の管理を気にしますが、実はそれ以上に命に直結するのが家の中での転倒リスクです。
なぜ「物忘れ」が「家の中の転倒」に直結するのか?
注意不足ではなく「二重課題の処理能力」と「空間認識」の低下
脳の認知機能が落ちてくると、「歩く」と「障害物をよける」という2つの行動を同時に処理すること(二重課題処理能力)が著しく難しくなります。歩くことだけで脳のキャパシティがいっぱいになり、足元への注意が完全に消えてしまうのです。
また、実家が散らかり始めたら、それは単なるズボラではなく空間を正しく認識する力(視空間認知)が低下している初期サインです。
床の新聞・段ボール、玄関の靴の出しっぱなし
薄暗い部屋のまま移動している
壁や家具に手をついて歩いている
これらはすべて、本人が意識して片付けられない、あるいは危険を察知できていない証拠であり、「近いうちにここで転ぶ」という脳からのSOSです。
家族ができる先回りの「手すり・動線」リフォーム
本人が意識しなくても勝手に安全に歩ける環境の作り方
認知機能が低下している親に「気をつけて歩いて」と言い聞かせるのは不可能です。本人が何も意識していなくても、勝手に安全に動ける環境を先回りして作ることが、家族の本質的な優しさです。
特に効果的なのが「手すり」の設置です。手すりは体重を支えるだけでなく、脳が混乱したときに「ここを伝って歩けば安全にトイレに行ける」という目印(ナビゲーション)の役割を果たし、パニックによる転倒を防ぎます。
よく使う動線(リビング〜トイレ)の物を一切なくす
引っかかる原因になるマット類はすべて撤去する
手すりを玄関、廊下、トイレの適切な位置に設置する
病院へ連れて行くのは本人の抵抗感が強いですが、「実家のリフォーム・住環境チェック」なら今すぐ始められます。札幌市や近郊で親御さんの歩行や物忘れが気になり始めたら、まずは転倒予防の観点から住まいの見直しをプロに相談してみてください。
この記事を書いた人: 理学療法士・福祉住環境コーディネーター 渡邉優
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