築年数の古い家で暮らす高齢者のための住宅改修ポイント
2026/07/09
【札幌市・近郊】築年数の古い家で暮らす高齢者のための住宅改修ポイント
住み慣れた家だからこそ気づきにくい危険箇所と、早期に見直すべき対策
長く住み続けた古い家は安心感がある反面、高い玄関框、急な階段、冬場の浴室の寒さなど、高齢期の身体には大きな負担となる構造が多く見られます。「慣れているから大丈夫」と過信せず、札幌市・近郊の住環境に合わせた事前の安全対策を簡潔に解説します。
古い住宅に潜む6つの代表的な転倒・動作リスク
年齢とともに変化する身体機能と、昔ながらの家づくりのミスマッチ
高すぎる玄関框:足を大きく上げる昇降動作や、固定されていない下駄箱に手をつく片足立ち時のふらつき。
部屋ごとの敷居段差:和室と廊下の間など、数センチのわずかな段差によるすり足歩行時のつまずき。
急勾配な階段:手すり不足、踏み面の狭さ、薄暗い照明による足元の視認性低下に伴う踏み外し。
狭いトイレ:立ち座りや方向転換のしにくさ、ペーパーホルダー等への無理な体重負荷による破損。
危険な浴室:濡れたタイルの滑りやすさ、高い浴槽またぎ、脱衣所との激しい温度差。
床材の劣化・暗さ:フローリングの滑り、床の沈み、カーペットのめくれ、夜間の廊下の暗さによる危険。
札幌の地域特性を踏まえた優先改修と施工のポイント
壁や床の状況に合わせた部分改修で、長く安心に暮らせる住まいへ
毎日使う場所からの優先改修: いきなり家全体をリフォームする必要はありません。「玄関・廊下・トイレ・浴室」など、日常生活で必ず通る動線に絞って手すり設置や段差解消、照明改善を行います。
札幌の冬場と古い家への配慮: 札幌では季節によって日没が早く室内が暗くなりやすいため、人感センサーや足元灯の設置が有効です。また、古い住宅は壁の下地(補強の有無)や床の劣化状態によって施工方法が大きく異なるため、事前に建物の状態を確認しながら、現在の身体に合った改修を行う必要があります。
この記事を書いた人:理学療法士・福祉住環境コーディネーター 渡邉優
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