認定後の住宅改修
2026/10/14
要介護認定を受けたあと、住宅改修はどう進める?
前回は、介護保険を使うためにはまず要介護・要支援認定を受けるところから、という話をしました。
今回はその続きです。
認定を受けたあと、家の中に手すりを付けたい、段差をなくしたいとなった場合、介護保険を使った住宅改修はどう進めるのか。
ここも最初は少し分かりにくいところだと思います。
まずはケアマネジャーなどに相談
介護保険を使って住宅改修をする場合、いきなり工事を始めるわけではありません。
まずは担当のケアマネジャーなどに、
「玄関に手すりがほしい」
「お風呂の出入りが大変になってきた」
「家の段差につまずくようになった」
といった困りごとを相談します。
その人の身体の状態や、普段どんな動きをしているのかを確認したうえで、どんな住宅改修が必要なのか考えていきます。
札幌市も、住宅改修を行う前に介護支援専門員(ケアマネジャー)へ相談するよう案内しています。
介護保険でできる住宅改修は?
代表的なものは、
手すりの取り付け
段差の解消
滑りにくくしたり移動しやすくしたりするための床材変更
開き戸から引き戸などへの扉の変更
和式便器から洋式便器などへの取り替え
などです。
さらに、これらの工事に必要となる付帯工事も対象になる場合があります。札幌市公式サイト
ただ、同じ「手すり」や「段差解消」でも、何でも介護保険の対象になるわけではありません。
その人の生活に本当に必要な住宅改修かどうかが大事になります。
工事する前に申請します
ここはかなり大事です。
介護保険を使う住宅改修は、基本的に工事前の申請が必要です。
札幌市では、事前申請の際に、
住宅改修費支給申請書
住宅改修が必要な理由書
見積書や工事の内訳
工事前の写真
必要に応じて住宅所有者の承諾書
などを提出します。
つまり、
「先に手すりを付けて、あとから介護保険を申請しよう」
という進め方は基本的にできません。
介護保険を使いたい場合は、工事をする前に相談してください。
工事が終わったら、もう一度手続き
事前の手続きが終わってから住宅改修を行います。
工事が終わったら、今度は領収書や工事後の写真、工事費の内訳などを提出して、住宅改修費の支給手続きを進めます。札幌市公式サイト
なので流れとしては、
相談 → 工事前の申請 → 工事 → 工事後の手続き
というイメージです。
住宅改修はいくらまで使える?
介護保険の住宅改修は、原則として20万円が支給限度基準額です。
その20万円のうち、本人の負担割合に応じて7〜9割が介護保険から支給される仕組みになっています。厚生労働省
たとえば1割負担の方が20万円分の対象工事をした場合、通常は18万円が介護保険から支給され、自己負担は2万円です。厚生労働省
一度に20万円全部を使わず、必要な工事ごとに分けて使うこともできます。
札幌市では「受領委任払い」もあります
住宅改修費の支払い方法には、いったん工事代金を全額支払い、あとから給付分を受け取る「償還払い」があります。
札幌市では、条件を満たせば受領委任払いも利用できます。
受領委任払いの場合、利用者は原則として自己負担分の1〜3割を施工業者に支払い、残りの7〜9割は札幌市から施工業者へ支払われます。札幌市公式サイト
最初に大きな金額を立て替えなくていいので、負担を抑えやすい方法です。
まずは「どこが大変なのか」からで大丈夫です
介護保険の住宅改修というと、
「先に工事内容を決めないといけないのかな」
と思う方もいるかもしれません。
でも最初は、
「ここで立ち上がるのが大変」
「玄関でふらつく」
「お風呂をまたぐのが怖い」
くらいで大丈夫です。
そこから身体の状態や生活動線を見ながら、必要な場所や工事内容を考えていきます。
アライブホームでは、介護保険を使った手すりの取り付けや段差解消などの住宅改修にも対応しています。
「介護保険を使えるのか分からない」という段階でも、まずはご相談ください。
この記事を書いた人:理学療法士・福祉住環境コーディネーター 渡邉優
----------------------------------------------------------------------
株式会社Alive Home
〒003-0023
北海道札幌市白石区南郷通14丁目北1-4
ニューフロンティアビル 3階
電話番号 : 011-799-0714
FAX番号 : 011-799-0715
mail:info@alive-home.jp
----------------------------------------------------------------------

