自宅での転倒について
2026/06/08
自宅で転倒しやすい場所5選|転倒予防のポイントを解説
転倒事故は家の中で多く発生しています
転倒というと屋外をイメージされる方も多いですが、実際には自宅内で転倒するケースが全体の半数以上を占めています。 特に加齢に伴い筋力やバランス能力が低下すると、これまで問題なく生活できていた場所でも、些細なことがきっかけで大ケガにつながるリスクが高まります。 今回は、自宅内で転倒しやすい場所とその具体的な原因、予防のポイントをご紹介します。
① 玄関:靴の脱ぎ履きと「上がり框(かまち)」の段差
玄関は、狭いスペースで「片足立ち」や「体を屈める」といった不安定な動作が重なる場所です。
転倒の原因: 靴を脱ぎ履きする際のふらつき、上がり框の段差(高い床への上り下り)でのつまずき。
対策のポイント: 壁にしっかり掴める手すりを設置する、または玄関ベンチ(椅子)を置いて座って靴を脱ぎ履きできる環境を整えましょう。
② 階段:一歩の踏み外しが重大な事故に
住宅内でもっとも大きなケガ(骨折や頭部外傷)につながりやすい、一番危険な場所です。
転倒の原因: 足元の暗さによる段差の見誤り、スリッパの滑り、手すりがないことによるバランス喪失。
対策のポイント: 両側、または降りる際の利き手側に手すりを必ず設置すること。また、足元を照らすフットライトや、滑り止めのマット・テープの施工が有効です。
③ 浴室:水濡れによる滑りと「寒さ」によるふらつき
濡れた床が滑りやすいのはもちろんですが、実は「温度差」も転倒の引き金になります。
転倒の原因: 石鹸水や水滴による足元の滑り、浴槽を跨(跨)ぐ際の大股になる動作、さらに冬場の寒さによる血圧急変動(ヒートショック)での失神。
対策のポイント: 滑りにくい水回り専用の床材へ変更し、出入り・立ち座り・浴槽の跨ぎ動作を支える手すりを連動させて配置すること。冬場は脱衣所や浴室を暖房で暖めておくことも重要です。
④ トイレ:夜間の寝起き動作と立ち座りの負担
トイレは1日に何度も利用し、特に夜間や早朝の寝起きにリスクが跳ね上がります。
転倒の原因: 夜間の暗さ、寝起きで頭が働かない状態でのふらつき、排便後の立ち上がり時の急な血流変化による立ちくらみ。
対策のポイント: 便器の横に縦手すりやL字手すりを設置し、腕の力で立ち座りを補助できるようにすること。また、寝室からトイレまでの動線に人感センサー付きの足元灯を置くのがおすすめです。
⑤ 居室・廊下:見慣れた場所にある「小さな罠」
「何もない平らな場所」に見えるリビングや寝室、廊下こそ、実は家の中で最も転倒件数が多い場所です。
転倒の原因: わずかな「敷居」の段差、カーペットのめくれ、床に這っている電気コード、散らかった新聞や物。
対策のポイント: 動線にあるコード類は壁際に固定し、不要な荷物は徹底して片付けること。敷居の段差にはミニスロープを設置するか、リフォームで床をフラットに段差解消するのが効果的です。
転倒予防には住環境の見直しが重要です
転倒予防というと筋トレなどの運動を思い浮かべる方も多いですが、体力をつけるには時間がかかります。一方で、住環境を整えることは「その日から」リスクを確実に減らすことができます。 手すりの設置や段差解消など、小さな改善が、寝たきりを防ぐ大きな事故予防につながります。
まとめ
自宅内には、日々の生活に隠れた転倒のリスクが数多くあります。 一瞬の転倒でこれまでの生活が一変してしまう前に、まずは一度、ご自宅の環境を見直してみませんか?
札幌市および近郊エリアで、手すり設置、段差解消、床材変更などの介護保険を利用した住宅改修(リフォーム)をご検討の方は、お気軽にご相談ください。専門スタッフが安全な住まいづくりをサポートいたします。
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